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『日曜大工で建てる夢の手作りマイホーム』 | |||
2×4工法によるセルフビルドの実践を解説 | |||
2×4工法を独学して自宅をセルフビルドし、さらにセルフビルダーの支援組織「関西BIYの会」を1994年に組織した著者による2×4工法のマニュアルである。 著者は『日曜大工でわが家を建てた』という本も執筆している。この『…わが家を建てた』の方は、体験記的性格が強かったが、本書はサブタイトル通りにマニュアル的性格が強い内容となっている。 また、本書の冒頭には、その会員が挑んだ様々な意匠のマイホームの実例が紹介されている。さらに、工程の解説だけでなく、使用工具の解説や建材・設備の入手法、関係する建築法規の解説などもあって有用である。 |
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改訂2版 |
『初めて学ぶ図解ツーバイフォー工法 改訂2版』 | ||
初心者にもわかりやすい2×4工法による住宅設計の解説書 | |||
住宅をセルフビルドする際に、最適な工法のひとつとして、2×4工法がよくとりあげられる。本書は、その2×4工法の解説本である。 本のサイズがB5版と大きく、大きな図や表・写真などが盛りだくさんで、説明文とあわせて読みすすめていくと、とても理解しやすい構成となっている。 この本の他に、「スパン表」があれば、机上での2×4工法の理解はほぼ大丈夫なのではないだろうか。 2008年3月に改訂3版が刊行された(左の画像)。 |
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『日曜大工でわが家を建てた』 | |||
2×4工法によるセルフビルドの実践と経験を踏まえたアドバイスを紹介 | |||
著者は、2×4工法によるマイホームのセルフビルドに取り組み、計画段階から始めて完成までこぎつけた。 本書は、その実際に建築した工程に即して、作業の流れやポイントを経験を踏まえて解説した2×4工法の家づくりマニュアルである。 出版社に勤務していた著者は、日曜・祝日、盆・正月休みを投入して約2年の期間を要して完成させた。 実践マニュアルであるだけに、建築そのものの苦労や喜びだけではなく、家庭では夫や父親であるビルダーの苦労なども端々から伝わってくる内容になっているのが印象的だった。 |
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『自分で建てたあこがれのアメリカンハウス』 | |||
自分の夢やこだわりを徹底的に追求して実現した2×4工法によるセルフビルドの記録 | |||
2×4工法によるマイホームのセルフビルド体験記である。 タイトルに「アメリカンハウス」とあるように、著者の「アメリカン」なモノへのこだわりは半端ではない。 傍目にはどうでもいいことのように思われるのだが、この強いこだわりや憧れが、幾多の苦難を乗り越えて完成へこぎ着けるパワーの源のように思われた。 本書には、工程が進むごとに直面する様々な困難を、ひとつひとつをクリアしていく様子が書き記されている。 また、それとともに、デザインスタジオに勤務していた経歴の持ち主である著者の、親しみやすく解りやすい大きな挿し絵が随所に盛り込まれている。 文を読み、イラストを見ていると、その時々のビルダーの喜怒哀楽までもがよく伝わってくる、とても読み易い本に仕上がっている。 |
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『夢丸ログハウス選書D 手づくりログハウス大全』 | |||
「大全」の名に恥じないログハウスづくりの解説書、普通の家づくりにも役立つ情報が満載 | |||
この本は、ハンドメイド・ログハウスに挑戦するのに必要な基礎知識が網羅された、まさに教科書と言ってよい内容となっている。全7章に章立てされ、ログハウスの構造体や内装工事の施工法、チェーンソーワークとメンテナンス、材料の入手やコスト管理の方法などが詳細に解説されている。 また、土地の整地や基礎施工・ライフラインの引き方など、ひろく住宅建築一般に役立つ知識もとり上げられている。さらに、薪ストーブや囲炉裏、デッキなど、快適なログハウス住まいに欠かせないアイテムの設置・施工法の解説も丁寧である。特に、実用的で簡単なアイデア施工法の紹介は必見だろう。 また、終章には、スクールやメーカー・専門用語なども紹介・解説されており、至れり尽くせりの内容である。税込3,675円と高価であるが、全290ページというボリュームと、ふんだんなカラー写真やイラストなどを考えれば、納得の価格だ。 重厚な内容で、かつ値の張る本格的な解説書であるから、ログハウスに関する本をちょっと見てみたいという程度で購入するのには向かないと思う。あれこれ広く浅く検討した上、ハンドメイドログに焦点を絞り込んだ段階で、ぜひとも入手したい1冊と言えるだろう。 ただし、月々の本代に余裕があるならば、ちょっと見てみたいというだけで買っておいても損はない。この本は、「ログハウス大全」という書名を超えて、セルフビルドの家づくりをめざす人にとっては、その工法にかかわらず、役に立つヒントが満載である。 |
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『小さな森の家−軽井沢山荘物語』 | |||
著名な建築家の自邸「軽井沢山荘」を紹介 | |||
この本は、築40年を経た著者の山荘を写真集のようなスタイルで紹介したものである。文は、著者への談話取材等によって編集されたものである。建築の専門書としてではなく、誰にでも平易にわかりやすい本をという意図で作られているので、非常に見やすく、読みやすい。 第1章「山荘案内」は、導入部分として、人を山荘に案内するという構成で、カラー写真をふんだんに用いて、「軽井沢山荘」の概要を紹介する。第2章「心地よい空間をつくる手法 居心地を支えるディテール」では、建物の立地する気候などの場の特性、山荘として求められる機能などを踏まえた設計の工夫の数々が図面と文を豊富に盛り込んで紹介されている。第3章「軽井沢の四季 四季さまざまに変化する森」では、カラー写真を主体に山荘を通してみた軽井沢の森の四季の移ろいの自然美が紹介されている。第4章「軽井沢の暮らし 軽井沢の魅力と山荘暮らし」では、軽井沢や山荘との関わりや思い出がまとめられており、山荘を知る著者夫婦ゆかりの人の寄稿も掲載されている。第5章「山荘の変遷 小さな改造と増築」では、その後の必要に応じたリフォームの内容が短くまとめられている。また、最後には、著者の手描き設計図が掲載されている。 ページ数も少なく、カラー写真・モノクロ写真、スケッチ・図面などが豊富なので、一気に読める本である。著名な建築家の設計になる別荘建築の「傑作」の全貌をわかりやすく伝えている。 |
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『大工棟梁の知恵袋−住みよい家づくり秘訣集』 | |||
大工棟梁が実践し、考えてきた在来工法による家づくりのための詳細なアドバイス | |||
この本は、『棟梁の知恵袋』(講談社、1979年2月)を改題、加筆・修正した文庫本で、全380ページからなる。プロローグでは「見直したい在来工法の知恵」として、在来軸組工法の家の良さを説く。本編は、「快適で住みよい家づくりの決め手」と題して、内容を設計編、部材編、基礎編、上棟編、屋根編、造作編、左官編、設備編、建具・経師・畳編と工程別に分け、それぞれに耐久性・快適性・意匠性などの観点から家づくりの要諦を具体的に解説する。 在来工法の伝統的な施工法を解くと同時にその考え方が示されており、それが現場で施工を担う大工の視点で具体的に書かれているのが特徴である。現代は、さまざまな工程にさまざまな施工方法がとられるようになっているが、大工でなくてはなかなか書けない在来工法の古典的技法、スタンダードな手法を学ぶのに適した内容だと思う。 本格的な木造在来軸組工法は取っ付きにくいということがあるかも知れないが、この本は非常に平易な語り口で、どのように施工作業を進めていくのかが解説されており、読み物のスタイルをとっているので、あまり建築知識のない施主の側が家づくりを学ぶのには適していると思う。欲を言えば、そのページの内容ごとの図解がもう少し豊富だとなおよいと思った。 また、「失敗しない増・改築と住まいの維持の秘訣」として、増改築にあたって心得ておくべきことやメンテナンスの要諦なども解説されている。つくるだけではなく、長く愛着を持って住まっていくことに主眼を置いた、木の家を愛する職人ならではの一節だと思う。さらに、「頭のいい建売り住宅の選び方」として、家づくりに携わる者の視点から、ぜひとも留意しておきたい建売住宅を選ぶ際のチェックポイントを解説している。 文庫本でもあり、価格も手ごろで、施主をはじめ在来工法の家づくりに関係する人なら誰が読んでも得るものが多いように思う。セルフ・ビルドやハーフ・ビルドを志向する人にとっては、施工の実際やそのように作業する根拠など、他書からはあまり得難い知識が大いに役立つように思われる。 |
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